【社内研修:CEBU MEET UP 2026 with J・LINKS】
細部に宿るおもてなしの美学。
シャングリ・ラ マクタン セブに学ぶブランディング
皆さまこんにちは。J-Links クリエイティブ事業部、大久保です。
初めての投稿になりますが、昨年10月に入社したグラフィックデザイナー兼映像クリエイターです。J・リンクスでは、紙媒体、WEBのデザイン、SNSの動画を主に作成しています。
宜しくお願いいたします。
先日、社内研修旅行でフィリピンのセブ島を訪れました。楽しい旅の思い出投稿はお若い皆様におまかせして、私はデザイナーからの観点で綴りたいと思います。
今回私たちが滞在したのは、世界的なラグジュアリーリゾートとして知られる「シャングリ・ラ マクタン セブ」。
職業柄、どうしても宿泊先の「ブランディング」「デザイン」「体験の設計」に目が向いてしまうのですが、そこにはクリエイターとして、そしてサービスを提供する一企業として学ぶべき「ホスピタリティの具現化」が溢れていました。
1. 期待感を醸成する「静」のデザイン
客室に入り、まず目に留まったのがデスクに置かれた一枚のPOP。
「YOUR TROPICAL PARADISE IS WAITING」というコピーとともに、美しいサンセットのビジュアルが配置されています。デジタル化が進む現代において、QRコードをただ配置するのではなく、滞在中のエモーショナルな体験を予感させるグラフィックとして昇華させている点に、一貫したブランドアイデンティティを感じました。

2. サステナビリティを「価値」に変える工夫
今やどの企業にとっても不可欠な環境への配慮。その伝え方にも驚きがありました。
プラスチック削減のため、飲料水はすべてスイングトップ式の重厚なガラスボトルで提供されています。
また、リネン交換の意思表示カードは、柔らかな曲線を描くリーフ型。 「義務感」ではなく、ゲストが自然と「美しい環境を守りたい」と思えるような、情緒的なアプローチ。
機能性と美しさを両立させるデザインの重要性を改めて実感しました。


3. 歴史という背景を伝える「しおり」
ベッドサイドに添えられたブックマークには、ホテル名の由来となった小説『Lost Horizon(失われた地平線)』の一節が記されていました。
目に見えるサービスだけでなく、その場所が持つ「物語」をゲストに共有する。こうしたアナログな演出が、ブランドに対する深い愛着を生むのだと教えられます。

シャングリ・ラ ホテル(Shangri-La Hotels and Resorts)の名称は、ジェームズ・ヒルトンの小説『Lost Horizon(失われた地平線)』(1933年)に登場する、チベットの秘境にある架空の理想郷(桃源郷)「シャングリ・ラ」に由来します。この小説が描く「平穏」「調和」「温かなおもてなし」の精神を体現し、都会の中の安らぎを提供することを目指して名付けられました。
4. 空間の質感を高めるテクスチャ
客室の壁を彩る、植物をモチーフにしたレリーフ。 派手な色彩に頼らずに表現されたアートは、空間に心地よいリズムと「静寂」を与えてくれます。私たちが手がける住宅のデザインやデザイン制作においても、こうした「引き算の美学」は非常に重要なキーワードだと実感しました。

5. 計算されたパースペクティブ(視点)
最後にご紹介するのは、この景色です。
豊かな緑、プールの曲線、そしてその先に広がる真っ青な海。どこを切り取っても「完成された一枚の絵」に見えるのは、徹底した景観設計の賜物です。

8Fから広がる、この完璧なまでの絶景。青い空と海、そして美しく手入れされた庭園が織りなすコントラスト。この一枚の景色を作り上げ、維持するために、一体どれだけの人々が関わっているのでしょうか。

南国のお花とグリーン、白い砂浜、海、空、自然が織りなす美しい景色を堪能できました。

夕景から夜景へと移ろう光の計算。その完璧な美しさに、ただ溜息がこぼれる。
クリエイティブの力で、感動の先をつくる
今回の滞在を通じて感じたのは、「神は細部に宿る」という言葉の真意です。
ロゴの配置一つ、紙の質感一つ、そして窓から見える景色の一つひとつが、ゲストの「感動」を形作っています。
私たちが手がけるクリエイティブにおいても、その姿勢は同じです。
世界的なラグジュアリーホテルにはまだまだ及びませんが、J-Linksでも、皆様の目に触れるノベルティやPOPのデザイン一つひとつに、こだわりと想いを込めて制作しています。
現在開催中のSNSフォローキャンペーンのためにオリジナルトートバッグや缶バッジ、ステッカーなどを新たに導入いたしました。
これらを手にしてくださる皆様に、私たちのブランドを少しでも身近に、そして心地よく感じていただければ幸いです。

(松山通り支店ではノベルティを展示しております。SNSフォローキャンペーンはこちら)
セブ島で触れた一流のホスピタリティとデザインの感性を、今後の制作活動にしっかりと活かし、より質の高い体験をお届けしてまいります。
少し堅苦しいお話になってしまいましたが、セブ島でのレポートはまだまだ続きます!
次回からは、エメラルドグリーンの海でのマリンアクティビティや、南国情緒あふれるディナーなど、旅の醍醐味をたっぷりお届けする予定です。
次回の更新も、ぜひお楽しみに!
